出版事業を興すにあたって

私たちは、作品を通じて書き手と読み手が出会い繋がる機会を提供し、本（言葉）を通じて日々の生活の片隅に愛や自由や希望を感じ取ってもらうために存在しています。

私たちが共に過ごしたい人たちは、いつか伝えたいことを本にしたいと願っていたり、本との出会いによって自分の人生に豊かさや彩りを加えたいと願っています。

彼らはときに、「伝えたいことがあるけれど、どうせ自分に本なんて書けるわけがない」と自らの可能性を閉ざして孤独や諦めを感じたり、「私のとなりを歩いてくれるような本が見つからない」と不満や寂しさを感じています。

しかし、もし私たちの出版事業を通じて書き手と読み手が交流できたり、自分が届けたい言葉を届けたい相手に届けることができるとしたら？

もし、「たくさんの人に向かって書かれたもの」ではなく「たったひとりの私のために書かれたもの」と感じられる作品を手に入れられるとしたらどうでしょう？

言葉を浪費し、トレンドに流され、書くことも読むこともまるで雪かきのように扱われるのではなく、伝えたいことを確実に読み手に届けることや、受け取ったことをすぐに書き手に届けることで、「大事な想い」を積み重ね残し蓄えていくことができます。

私たちが他と異なっているところは、「際（きわ）」や「縁（ふち）」にあるおもしろさや豊かさを探求し、それらが形になるまで貪欲に行動するところです。

私たちは、穏やかで、合理的で、情熱的です。

私たちは、本を書き、読むことで人生がより深く濃くなること、そして言葉が人生を紡いでいくことを信じています。

そして、出版事業を通して、私たちは「１冊の本ですべてを変えること（A Book Changes Everything.）」を約束します。

株式会社ナガオ考務店代表取締役／アキラ出版
　長尾彰